【ハノイの象徴と街並み】 Hanoi Rhapsody:002

Long Bien Bridge

ロンビエン橋

紅河に架かるハノイの象徴の一つで、無骨な鉄骨のフォルムは美しく、フランス植民地時代やベトナム戦争の歴史を伝える橋だ。老朽化が進むが今なお現役で活用されていて、通勤時間にもなれば多くのバイクが行き交う。
実際に、この橋を歩いて渡れば若干のスリルを味わうことができる。修繕も繰り返し行われているそうだが、ところどころ手すりや足場が崩れていて、今にも抜け落ちて紅河に落ちてしまわないかとヒヤヒヤする。
実際に話しを聞くと、やはり事故にあった人も結構いるようだ。
変わらない象徴がある一方で、ハノイの街並みは常に変化している。まさに、スクラップ・アンド・ビルドの中で生活しているような感覚だったと今では思う。
ベトナムの人口構成は25〜34歳代が一番多く、学校を卒業して仲間とお店を開く若い人たちも少なくない。
もちろん、すぐに潰れてしまって3ヶ月後には別のお店になっているなんてこともあるのだけれど、とにかく人も街も活気に溢れていた。
現地の子とカフェなんかで話していると、日本への憧れや日本がうらやましいなんてことをよく話してくれる。
だけど、日本人同士で話しているとベトナムの活気や人との繋がり方、感情の出し方など、日本人としてなかなかできないところをやってのける彼らに憧れる部分のほうが多かったと思う。

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